前回↓

高校卒業後の5月、
彼氏(しの)がアメリカの大学に入学したことで、
ついに、遠距離恋愛が始まりました。
お互いが新生活を始めて、ちょうど慣れてきた6月、
彼女(りんご)がこんな告白をします…
このりんごの告白は、
今まで遠距離恋愛を楽観視していたしのに「遠距離恋愛の難しさ」を痛感させて、
しのが遠距離恋愛と向き合っていく姿勢を作りました。
遠距離恋愛が終わった今振り返っても、
このりんごの告白はかなり重要なターニングポイントで、
この告白がなかったら私たちは間違いなく別れていたでしょう。
この記事の要点まとめ
遠距離恋愛開始直後のあらすじ
ついにしのが渡米して、遠距離恋愛が始まりました。
毎日Skype、表面上は上手くいってたスタートダッシュ
遠距離恋愛が始まってからは
距離は10,000km、時差は16時間という壁を乗り越えて、
毎日欠かさずSkypeでビデオ通話してました。
やはり顔を見ながらリアルタイムで会話ができるのは大きくて、
2人の仲を保つことができたのはSkypeありきです。
Skypeのおかげで、
毎日、近況報告やたわいも無い会話をして、
遠距離恋愛が始まる前となんら変わらない付き合いをしているように思えました。
スタートダッシュは好調です
遠距離恋愛が始まって1ヶ月後、彼女から衝撃の告白
遠距離恋愛が始まって1ヶ月ほどが経過しても、相変わらず毎日決まった時間にSkypeしてました。
日々の会話を通して、お互いがそれぞれ楽しくやってるように感じていましたが、
ある日、りんごがこのような告白をします…
遠距離恋愛がツライんです、ツラかったんです。
表面上ではしのの渡米を応援しながら、
自分の生活を楽しんでいるように見えたりんごでしたが、
実はツライ気持ちを隠していただけでした。
1ヶ月も我慢して、ついに限界がきてしまったようです。
「もう無理、ツライ」
↑別れ際のセリフのようにも見えますが、
りんごは別れを告げたい訳ではありませんでした。
続けてりんごが言います…
…
このりんごの告白こそが、
その後4年間続く遠距離恋愛の1番のターニングポイントで、
今まで「遠距離恋愛に対して盲目だったしの」に様々な事を気づかせました。
彼氏(しの)の遠距離恋愛が始まった直後の感情
遠距離恋愛が始まって、りんごから「ツライ」という告白を受けるまでは、
『何もかもが上手くいっている』と思い込んでいました。
- 自分はアメリカの大学での新生活にワクワク
- 彼女も自分の新生活を楽しんでる
- 彼女はアメリカでの生活を応援してくれてる
- 毎日ビデオ通話できるから会えなくても寂しくない
こんな事を思い込んでいました。
本当に自分のことしか考えていませんでした。
「自分が上手くいってるから他のことも上手くいってる」なんて謎のポジティブ思考してました。
そんなしのが、
りんごの「ツライ」という告白で自分が間違っていたことに気づきます。
- 自分が勝手に渡米して、彼女を日本に置き去りにした
- 彼女にツライ気持ちを隠させて、その嘘に気づけなかった
- 海外に行く側と、日本に置き去りにされる側では遠距離恋愛に対する考え方が全く違う
↑こんな当たり前のことにも気づけないほど盲目だったんです。
そして、りんごが放ったこのセリフ…
「今自分が彼女にどれだけツライ思いをさせてるのか理解してね」
おそらくここでしのが別れを切り出せば、
これ以上りんごにツライ思いをさせずに済んだのかもしれません、
しかし、しのはりんごにツライ思いをさせ続ける道を選びました。
なぜそうしたのか? – わかりません。
とにかく自己中だったんです。
わがままだったんです。
何も手放したくなかったんです。
これだけ聞くと最低な男ですが、
この彼女の告白を機に、彼女との遠距離恋愛に本気になりました。
ようやく遠距離恋愛の難しさを理解して、
その難しい遠距離恋愛に向き合って行く覚悟ができました。
…
遠距離恋愛を終えた今考えても、
このりんごの「ツライ」という告白は4年間の遠距離恋愛で1番重要なイベントでした。
彼女(りんご)の遠距離恋愛が始まった直後の感情
遠距離恋愛が始まる前も、始まった後も、
とにかくツラかったんです。
Skypeでビデオ通話できるから遠距離恋愛は余裕???
– まっっっっっっったくそんなことないから。
いくらリアルタイムでビデオ通話できても、
話してるのはパソコンの画面で、直接話すのとはわけが違う。
でも、そんなツラさをしのに伝えてしまったら、
アメリカで新生活を楽しんでるしのの邪魔になる。
↑そう思ったからツライ気持ちを隠して
「大丈夫、大丈夫」って言ってたんです!
1ヶ月は我慢しました。本当に我慢しました。
でもやっぱり無理でした。
ただでさえツライのに、
彼女の気持ちを一切考えず、ただただ無駄にポジティブな彼氏…
1ヶ月が限界でした。
そして今までひた隠しにしてきたツライ気持ちを伝えます。
「もう無理、ツライ」
もちろん、ツライことに変わりはありませんでしたが、
ずっと隠してきた本音を言えたことで、めちゃくちゃスッキリしました。
その後しのが何を思うか、なんて知りません。
とにかく言えたことでスッキリしました。
素直に自分の気持ちを伝えることは本当に大切です。
結果として、しのも遠距離恋愛にちゃんと向き合ってくれるようになったし。
遠距離恋愛開始直後にこうしておいてよかった
何度も言うようですが、
本当にこのりんごの「ツライ」という告白は4年間の遠距離恋愛の中のターニングポイントでした。
この告白のおかげで、
しのは自分の愚かさに気がつき、遠距離恋愛に対する姿勢が変わり、
りんごは本音を言えたことでスッキリして生き生きと生活できるようになったわけです。
遠距離恋愛はツライんです、本当にツライ。
でもその気持ちを隠してはいけません。
ツライ思いを隠していたらお互いの温度差は開いていくばかりです。
このりんごの告白のおかげで
2人の温度差はかなり縮まりました。
もちろん遠距離恋愛がツライことに変わりはありませんし、
しのはまだりんごがどれほどツライのかを理解しきれていません。
ただ、ここにきてようやく、
2人で一緒に遠距離恋愛と向き合っていく姿勢ができたように感じます。
…
この後、スッキリしたりんごは
自分のやりたいことを率先してやるようになりました。
そしてしのはりんごの本音に耳を傾けるようになり、
遠距離恋愛を続けていく上で理想的な形が出来上がります。
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